2010年03月05日

春と秋の連休、地域ごと分散 政府試案、経済界から異論も

 政府の観光立国推進本部(本部長・前原誠司国土交通相)は3日の作業部会で、春と秋の大型連休を地域ごとに分散する試案を提示した。渋滞・混雑を緩和することで観光需要を掘り起こし、消費・雇用を喚起するのが狙い。ただ経済界などから一律の適用には異論もあり実現は不透明だ。

 試案は全国を5地域に分ける。春は憲法記念日(5月3日)、みどりの日(同4日)、こどもの日(同5日)の3日分を活用。秋は海の日、敬老の日、体育の日を、それぞれ7月20日、9月15日、10月10日に固定して3日分の休日を確保する。

 祝日法を改正し、これらの祝日は記念日として残すが休日にはしない。春と秋に地域ごとに週をずらして3日分の休みを月曜日から水曜日に配置し、土日を合わせ五連休にする。月曜から水曜に配置する地域と、水曜から金曜に配置する地域を組み合わせる案もある。
(NIKKEI NET 2010年3月3日)


旅行需要の増加によって景気回復や受入地域などでの雇用の促進が考えられます。

宿泊(連泊)を伴う旅行には大型の連休が必要なのは分かるし、政府が具体的に考えてくれるのはとても嬉しいことだと思ってます。

ただ、先行しているフランスやドイツではメリットがある一方、デメリットの話も聞いたことがあります。

また、「休日でない祝日」が発生するならば、少し違和感を感じる。


このような制度ではなくて、個人がもっと自由に休みを取れるようしたほうがいいのでは。
有給休暇のあり方を見直ししてはいかがか…。法改正なども考えて。
個別に連休を取るように指導するとか、あるいはそれを義務化するなんてこともありかもしれませんね。


そういえば、「富士山の日」を学校休業日とする案が浮かんでいるようだが、「富士山について、学び、考える」にはどうするのか?子どもの親や社会人は休みではないのか?っていうのも気になった。  

Posted by 川口直志(a.k.a. しるば) at 11:40
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2010年03月04日

江戸城支えた「伊豆石」を観光資源に

 江戸城の石垣に使われた「伊豆石」の採掘場跡が現在も静岡県の伊豆半島東部の山中に残っている。付近の住民らは「石丁場」(採石場)を保存し、観光資源に利用しようと運動を活発化させている。

 平成20年4月、江戸城の石垣建築のための石丁場を持つ熱海市、伊東市、東伊豆町の住民らでつくる「豆州江戸城石丁場遺跡保存・活用ネットワーク」が結成された。

 同ネットワークによると、「伊豆石」は「柔らかすぎず硬すぎず、加工しやすくて丈夫」という特徴がある。伊豆半島という海上輸送に適した場所にあったことからも、徳川家康が江戸城に入城してから三代、約30年間にわたって行われた江戸城の大改築の際、石垣に使用されたという。

 石丁場遺跡に残る石垣用の石には、城の普請に動員された各大名家の刻印がある。同ネットワークの森篤事務局長は「江戸時代初期の幕府と大名の関係を知る歴史資料になる。しかし、まだすべてが解明されているとはいえず、これからが面白い分野になるのではないか」と話している。

 遺跡群は地元の自治体も全容の解明に取り組み、県や文化庁と国史跡への指定を目指しているという。
(産経ニュース 2010年3月4日)


伊豆に住んでいる方で、「伊豆石」知っている方ってどれくらいいるんだろう…。

わたくしは、名前だけは聞いたことあるだけ。
露天風呂に伊豆石を使っている旅館さんがあるのを知っているくらい。

どこで取れる石で、どんな特徴のある石で、どんな歴史のある石かはまったく知りませんでした(^_^;)。


江戸城の石垣に使われたという歴史と関連した商品や体験ができるとおもしろいですね。


7日14時から、豆州江戸城石丁場遺跡保存・活用ネットワーク主催の「伊豆半島 江戸城石丁場遺跡フォーラム」が伊東市宇佐美の「宇佐見コミュニティーセンター」で開かれ、小和田哲男・静岡大学名誉教授による講演のほか、詩人のアーサー・ビナード氏らによるパネルディスカッションが行われ、保存・活用の方法を模索するとのこと。入場は無料。

問い合わせ先:豆州江戸城石丁場遺跡保存・活用ネットワーク事務局 tel.0557-48-9534  

Posted by 川口直志(a.k.a. しるば) at 11:25
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